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ソーイング教室

 私がソーイングにはまったきっかけは、十数年前、次女を出産後の産休中にリビング新聞で見た体験ソーイングに参加したことでした。30分でチュニックが縫える!という宣伝文句に半信半疑で参加してみたところ、本当に完成した時のあの喜び。ここでちょっと話が遡りますが、ミシンといえば思い出すのは中学校の家庭科の授業でパジャマを縫うという課題。1学期はパジャマの作り方の講義(座学)と好きな生地を用意する期間。2学期でパジャマのズボン、3学期にパジャマの上、といった具合で学年の終わりには確かにパジャマが1着完成しました。でも・・・長期間すぎてどういう工程で完成したのか覚えているはずもなく、いざ2着目のパジャマを自分で作れるようになったかといえば答えはノー。正直、パジャマが完成した時の喜びもあまり印象に残っていません。パジャマ作るのって難しいんやなーという印象が残りました。

話を戻しますが、30分でチュニックが縫えた時の驚きと喜び。パジャマの時とのこの差は何だ?と真っ先に思い出しました。

やっぱり、ソーイングの楽しさって、完成した時の喜びだと思うんです。

「うわ、ほんまに着れるやん、これ!」「えー、これ使えるやん!」っていう何とも不思議な感覚、これが癖になる原因じゃないかと。

 感動した私は即ミシンを購入しソーイング教室に通い始めました。そこで習ってきたことを近所のママ友たちにフィードバック。みんな同じくらいの月齢の赤ちゃんがいたので、「ロックミシンでめちゃくちゃ簡単にレギンス作れる!」とみんなで70サイズや80サイズのレギンスを何枚も縫ったり・・・。みんな抱っこ紐で赤ちゃんを背負いながら、あー寝たから置くわーとか言いながら。持ち寄ったおにぎりetc.でランチタイムをはさみながら。ミシンで手も動かしているけれど口もずーっと動いている状態で夜間の授乳がどうだの育児のあれやこれやを話しながら。

今思えば、育休中のこの体験が、今の私の心の底にいつもある気がします。

仕事ばかりで近所に友達がいなかった私が出産。孤独になりがちな育休期間に公民館などで知り合った月齢の近い赤ちゃんたち。育休も終わりに近づく頃にこんな楽しい生活が出来るようになり、仕事復帰が嫌だったこと(笑)また仕事と育児で多忙になりミシンがなかなか出来なくなったこと。いつかミシン三昧の生活ができるようにミシンを仕事にしたい!またいつか、わいわい口も動かしながら楽しくミシンがしたい!その思いで今までやってこれたように思います。

長くなりましたが、そんなわけで、ソーイング教室を再開するにあたって、小さなお子さんがおられたり西宮教室に来るのが難しい人にも・・・と出張ソーイング教室も始めることにしました。

全て1回完結で、その日裁断してその日仕上げるように進めます。

 

 

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